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・思ってもだめでしかない液晶にひらかなカタカナ潰れてゆくよ
・きっと理解してはもらってはいるだろう小便くさい野郎であると
・月からの地球のように眺めてる 電子メールの短歌の向こう
不安なものは不安。さみしいものはさみしい。
自分をだませるほどうまく大人の真似ができない。
とりあえず、メールが苦手。
•餌台に輪切りのみかん一番につらい小鳥に見つけて欲しい
•気など変わるものでもないし 見上げれば春の朧を真似る凍て月
呆れなくても物は言えない
・ふあああと咲く菜の花に蜂つどうアワナイカギリキミハミエナイ
・図に乗るかフェリーに乗るかなのだろうオリーブ稔る島へゆくには
まぎれもなく冬だけど蜜蜂がやってきた。
たぶん本人たちは生活がくるしくて飛んでくるのだけど、小さい春をよろこびたくなる
・口中に溶けてゆく時ひと粒を「たった」とおもう。嬉しかったのに
・死んでいる鳩ばかりだすマジシャンをやっているよう結露の部屋に
無為に過ごした。
何かはしていたはずだけど蜜柑の皮すら残っていない
・セロテープくっついたまま返すビラ 「探してます」を内側に折り
・ひとときの影の重なりなど思う梅のつぼみのほどけはじめて
・傷つける想像ばかり満ちてゆく月だったのに今日は雨降り
「事故にあってしまっていたようで……。」
自分は犬が見つかるか、見つからないかだとしか考えていなかった。
が、現実はそうでなかった。
雨降る前の夕暮れにその人は配った一枚ずつを回収してゆくのだった。
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