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・「こんこんと眠る」の「こん」は紺だろう。夢の芯まで月夜であった
・質問の挙手するままの姿にて星座になったような気がする
・<つながり>について考えこむ末に君を立たせる 顔のない君
・万が一傘が折れてもいいように傘を余分に持つ派ではない
・十三の駅の構造分からずに降りたホームへまた下りゆく
・知り合いでさえも一、二歩間を開ける。知らなかったら家にいました
・ぐじゃぐじゃにシロタエギクが繁茂して台風前の町に溶け込む
・直進し中古車売ってるその辺でほにゃっと曲がれば適当に着く
・かさかさと傘をならべるドアの外 どうして靴を納めるか謎
・正座する→足がしびれる→胡座かく→ここは→→正座で→あわれいつまで
・正月の祝い箸など思い出す似顔絵描いてくれてるコップ
・リスがいる。胡桃の代わりにパンを持ちほおばっている人の姿の
気にした方がいい
・窓を打つ風雨もユースト中継も気にしていない おかき美味いな
・モビールの蛙が揺れている場所に神さまがいる(いなければ来て)
・どうですか?」言葉を受けて浮かび立つ静かな声にもあるアクセント
・水槽の内に居るのか外なのか分からなくなるネットの声に
・つきあっちゃえよとふざけてみせているひとはときおりへびにもみえる
・白球をうならせていた君の手が整然と書く栄光の二首
*
・広島の話、教壇に立つ話 もう風もないただ秋の夜
・遠巻きは良くないですね失礼と失礼をするあなたのとなり
・ただ一枚の写真見つめているようにちいさな人を見守る写真
・何かよく事情は把握できないが店員さんがにこやかすぎる
・ピッチャーのピッチャーによるピッチャーのためのピッチャー受け入れている
・デカサンも馴染んでしまう夜だから冒険だって多少いいのさ
・「そんなこと言わなくたっていいのです」「言わなかったら爆発します」
・一粒のぶどうが房を去るようなさよなら 傘をかさこそと持ち
・終電のなかの女の人たちのアイシャドーみな青くさみしい
・人の目がないから傘をちょいと振り日付を越えて良夜を帰る
牛さん、じゃこさん、参加者のみなさま、会場の外から興味を持ってくださった方々、どうもありがとうございました!
・痛むのを確かめるため傷口に触れるがごとく語る我なり
・終焉と呼ばずに長い行間として信じていたい空耳な夜
・カテゴリーAとBとにわけられる恐れに狂う16ビート
・いい加減な夢からさめて神妙な朝の空気に正座してみる
・明るさを増すほど月は星を消す 社名を挙げる普通のおうち
・もうずっと長袖を着てくらそうか変温動物化がはげしくて
・絶え間無く降る幻想の雨の中まだ見ぬ人の名前がひびく
・風により流れて遠く歩いてる同じ形の月になるまで
・柿の木になりたい。君がたわいなく足を垂らして過ごせるような
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