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・曇り空に楠の新緑いやに映え立ち会わされる苦い揉め事
・生きている人の言葉は散らばって地雷のように機能している
・三角の積めない積み木にぎりしめ遠いお国のお城を見てる
・戸惑いの四月の終わり受話器より思いがけない声を聞くこと
・ひろがった!固いぞ!などと漏らしつつ開封をする郵便物よ
・古いアリナミン2錠を飲み込めば小骨のような喉に違和感
・いつまでこの形で働けるのか貧乏で夢もうつつも埒外にいて
・眼の周辺腫れて頭痛が円舞する。息継ぎをする首は海亀
・分かりやすくやたらめったら食っている。汚い指だゆがんだ顔だ
・ぴんと来るべき言葉にはぴんと来ず黙って咲いた白を見ている
・受話器おきノートをとればまた鳴っておい!と呼ばれてもう出来ません
・連休に対する幼稚な疎外感飲み込む。けれどこうして漏らす
・体力と気力やぶれて徹夜する耳にラジオは『富士山』流す
・ときめくかどうかではなく捨てるしかないのか祖母の遺した食器
・根菜のひとつとなって煮えてゆく曇天どんてんどんどん食べろ
・静謐な冬の世界に色を得て再生されるセピアの君は
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