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・麗らかな水の気配に目覚めれば光ろうとする携帯電話
・自転車で下る坂道きれぎれに浮き立つ歌や顔を浮かべて
・紺碧の独りが何か面白い。わがもの顔の月を見ている
・擡げあがる心のために老いてゆく父母を酷して春はいつまで
・空席とすれば誰かが座るのが腹立たしくて生きる小ささ
・ケータイとパソコンで見る顔文字の違いがこわい特に笑いの
・さくら色を決まった長さに切り離し重ねるうちにまどろみの森
・閉じているまぶたを想う。ふいに揺れあやうく開きかねない君の
・なかなかに時間を上手く使えずに新聞配る原付の音
・落ち込めば抜け出すことは難しい掛け布団敷布団のあいだ
・暴風雨その中をゆく自転車のおじさんが持つドーナツの箱
・近づけばきゃっと驚く猫のごと風吹くたびに首をすくめて
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