短歌手控え

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2025/01/24

2012 3/29

・人間の形に生まれねぎらいを得られぬ肩に預かる痛み

・終われずに床に投げ出し新聞に包む身体と馴れ合うこころ

・何気なく置いたハサミに睨まれるハサミの目玉ハサミの言葉

2012/03/30 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 3/28

・歯を磨き受け止めようとする時に奥歯のかぶせ外れてしまう

・寝付けずに予定の多さ際立てば心臓の場所果てない気分

・まどろみに数学の授業受けているもう解けなくてよくてさみしい

2012/03/29 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 3/27

・どん引きを食らう恐れを抱きつつもやしのはなしばかりしている

・春の日の光の粒が音もなく背をおすようなやさしさがある

・鳴く鳥の喉のふるえを想うごと記憶の声を文字に重ねて

2012/03/28 毎日詠 Comment(0)

2012 3/26

・部屋の中イコール脳の状態で脱ぎっぱなしを積み上げたまま

・歩いたらどれほど靴擦れするだろう金星木星月の間を

・頑張れる気がしてきたら眠くなるちゃんとやりますちゃんとちゃん……や……

2012/03/27 毎日詠 Trackback() Comment(0)

・つきました（刺さってないよ）と言い聞かす原宿駅のこじんまり感

・暖かい南極にいるペンギンのように四角い椅子を運んで

・牧瀬里穂に似ていますねと喉の奥に詰まらせながら挨拶をする

・はじめてでない気もすれば挨拶は「はじめました」にすればよかった。

・お話の最中だってもわわんとしているんだぜ。歌を背にして

・手乗りならみんな止まってみたくなる人に嬉しい恐縮をする

・Oさんはドアを開けずに来たのかと思えるほどに顔をあげれば

・特製の大きな名刺。三組であれば机に立ててても置ける

・真人間目指す仲間と話すうち喉を若干傷めてた件

・声かけて集めてまとめて動かしてそれに集まる。人が出来ること

・殴られて夢だったんだと言われてもそうかも知れず竹下通り