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2012 3/14
・空の奥、宇宙の底の青色の瞳のごときアネモネの花
・木星に金星の添う夜に溢れ明日はたぶん雨だと思う
・眠気などに負けてはだめで深呼吸。胸張るときの背中の痛み
2012 3/13
・山の上は寂しい。中も寂しい。町並みもそこから見れば遠い親戚
・子の名前忘れかけても親であり最近元気ないなとか言う
・自らの発した言葉が後頭部からやってくるご飯は黄ばむ
2012 3/12
・醜悪を含むときその呟きは表れなかった。祖母のおかげか
・大人しくしていると咲くのね、というその詩に弾かれそうな寂しさ
・よろよろと夜の隙間を帰るとき月の金いろ呼吸の痛さ
2012 3/11
・日曜でなければどうであったろう。紅茶のマシュマロ目新しく見て
・目をつむる人の疎林に佇んだ反芻をする生き物として
・たいがいの思い付きなど既出です「隣の国でりんご食う」とか