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・地球からするとちいさなことでして爛れています口の中ほか
・脱皮する蛇にもなれず羽化をすることなき思い湯舟に抱え
・殺されたマラーのように垂らす腕。雫がひとつ、ふたつと伝う
・蝉の羽の一重まぶたで遮断する27時の煙の世界
・兄帰るたびに私は白雲の立場失う。長く歯を磨く
・魂極る生命保険「34歳のあなた」に一瞥をせり
(佳作)
*
総評で上記三首挙げていただき、三首目を佳作に選んでいただきました。
笹師範、ありがとうございました。
一首目、二日徹夜が続いたときに陥る状況。実際は「蝉の羽」のようなよさげな代物ではありませんが。あ、アブラゼミなら近いかも。
二首目、兄が家族を引き連れて帰ってくると身の置き所がありません。
生まれてきたところから後悔します。
三首目、底辺すぎて「モデルプラン」から遠い遠い(笑のち落涙
・解説者になりたくなくて詠むことを恐れ入るのも卑怯であるか
・この花の向こうに顔の並び立つほんの未来の遠いまぶしさ
・地続きの今日の明日は雨もよう。僕は僕です。昨日と違う
・心音の聞こえるような言葉あるもただ壺のごと響かすばかり
・どうすれば誰にとってもよいのだろう それは自惚れ、わがままなのか
・それぞれの心のままに月がある 来た道ならば帰れるはずだ
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