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2025/01/24

2012 3/10

・焦燥と焦がれることは違うのだ。睨めっこでは月に勝てない


・月へ行くために夜空をのび上がる雑技の粋を極めた梯子


・もう一度きみに言うため生きている。同じ形の二度とない月

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2012/03/11 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 3/9

・地球からするとちいさなことでして爛れています口の中ほか


・脱皮する蛇にもなれず羽化をすることなき思い湯舟に抱え


・殺されたマラーのように垂らす腕。雫がひとつ、ふたつと伝う

2012/03/10 毎日詠 Trackback() Comment(0)

笹短歌「枕詞」

・蝉の羽の一重まぶたで遮断する27時の煙の世界


・兄帰るたびに私は白雲の立場失う。長く歯を磨く


・魂極る生命保険「34歳のあなた」に一瞥をせり
(佳作)


総評で上記三首挙げていただき、三首目を佳作に選んでいただきました。
笹師範、ありがとうございました。
一首目、二日徹夜が続いたときに陥る状況。実際は「蝉の羽」のようなよさげな代物ではありませんが。あ、アブラゼミなら近いかも。
二首目、兄が家族を引き連れて帰ってくると身の置き所がありません。
生まれてきたところから後悔します。
三首目、底辺すぎて「モデルプラン」から遠い遠い(笑のち落涙



2012/03/09 報告 Comment(0)

2012 3/8

・解説者になりたくなくて詠むことを恐れ入るのも卑怯であるか


・この花の向こうに顔の並び立つほんの未来の遠いまぶしさ


・地続きの今日の明日は雨もよう。僕は僕です。昨日と違う

2012/03/09 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 3/7

・心音の聞こえるような言葉あるもただ壺のごと響かすばかり


・どうすれば誰にとってもよいのだろう それは自惚れ、わがままなのか


・それぞれの心のままに月がある 来た道ならば帰れるはずだ

2012/03/08 毎日詠 Trackback() Comment(0)

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