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・さまざまな予定のために生きてゆく指に支障をきたす時代を
・自由過ぎと可笑しく思ったことなどが緋色の魚のように痛くて
・漆黒の甘さに絡む澄んだ香をやがて吐息に込めてあなたは
・笊があると仮定してみる。僕たちは笊からこぼれた方であろうか
・「日曜の雨やわらか」と書くとする。嘘ではないが微妙なところ
・かといって差しきれないでいる傘の上にひらいた傘のやさしさ
・片耳を両耳以上に働かす視線は主に紙に落として
・ミニチュアのビールジョッキを差し出したおねいさんには夢があります
・「からあげ」と「今日イチこれ」という声に同じくらいの夢があります
・小豆色の電車のなかで考える。繋がっていて進むということ
靴下を片方脱いだ瞬間にバカバカしさは込み上げてくる
(「きまぐれ」 東直子さん選 放送内)
活発な議論をかさねるはずなのにお前独身?みたいな流れ
(「きまぐれ」 だいたひかるさん選 放送外)
あの頃の先生の歳追い越して小さくなったグランドに立つ
(「先生」 だいたひかるさん選 放送外)
*
一首目、東直子先生に久々に読んでいただいて感激。
靴下が片方だけになっているところから情けない様子がうかがえてよい、という評をいただきました。
二首目は「真剣な」「活発に」などのが良かったかとも思っていますが、恐ろしいことに実話。。
三首目、まあ自分が大きくなったので、という所ですが実際は縦に大きくなれなかったわけでしてorz
・菜の花の黄色に潜り込んでゆくこの蜜蜂は飼われていない
・ここからはとんと見えない巣があってここに来ること泣きそうになる
・春の胸潰れることに慣れながら見えない人と話せる不思議
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