[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夜はぷちぷちケータイ短歌・10月10日
・秋ねえと見上げる君のほほ見つめ歩む落ち葉の道の確かさ
（「落ち葉」斎藤齊藤さん選）
これまた妄想の産物。恥ずかしい(〃д〃)
実はＮ短全国大会には、このシーンの前ぐらいに置くとちょうどよい感じの一首を投稿してますｗ
恥ずかしかったらやめたらいいだけなんですが、恥知らずだからやっちゃうんです。
ここは大目にみて、許してやって下さい（笑）
PR
ＮＨＫ短歌・テーマ詠「本」
・大空に未完のままの本たちがさみしく眠る図書館がある
（加藤治郎さん選・三席）
この歌は本そのものを詠んだものではありません。
「本」を「人」としてイメージしたものです。
思いがけず筆を断たれることもあれば、自ら折ってしまう人もいる。
そういう人の思いは手の届かない所にありながら、誰かに読まれることを待っているに違いない。
そんなことを時々考えたりします。
ある日、僕がツイッターから消え、ブログも更新されなくなったら、空の図書館にいるか、短歌やめてお菓子作りに夢中になってるかだと思って下さい（笑）
この歌、トレーディングカードにしても気持ち悪いですねw
カード化に向かない歌が多すぎますね（笑）
ごあいさつ
こんにちは。
このたび、こちらに移住いたしました。
とりあえず、「夜はぷちぷちケータイ短歌」に過去投稿し、採用されたものをまとめてみました。
進歩したのかな？ビミョー（笑）
ほかの過去短歌もぼちぼちまとめてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
夜はぷちぷちケータイ短歌（黒歴史含む） その３
【月間テーマ「うそ」】
街に住む一人であれば救急車見送る顔をあわてて作る (石川美南さん選)
【企画テーマ「ダイヤモンド」】
杯にダイヤモンドを砕き入れ飲みほしたとう怒るマハラジャ (石川美南さん選)
【企画テーマ「演歌」】
ふらふらと煙みたいに人漏れて演歌爆発スナックのドア （加藤治郎さん選）
【月間テーマ「晴れ」】
晴れ間からのぞいているのは弱い青作り笑いに疲れた私 (東直子さん選)
【企画テーマ「初恋」】
本当は他所からかりたイメージをつなぎあわせて初恋談義 （星野真里さん選）
オクラホマミキサーに棲む残酷はどうしてこうも的確なのか (東直子さん選)
【月間テーマ「晴れ」】
破裂するだから晴れっていうんだよ光ちらばる音が聞こえる （小島なおさん選）
【企画テーマ「反抗期」】
ウッセーナ気怠く首をまわしたら世界に酔った吐きたいくらいに （穂村弘さん選）
お行儀のいい子だったのにねえとため息つかれ現在に至る （だいたひかるさん選）
【企画テーマ「めがね」】
荒っぽくバッタまるめてメガネザルはむはむ腹におさめて眠る (石川美南さん選)
真昼間に眼鏡はずしてぼんやりと模様のような人眺めるいる （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「絆」】
切れた凧こそが風にのるのもだと信じたかった十九の頃は （だいたひかるさん選）
【企画テーマ「誘惑」】
俺ぐらいになってくると誘惑と勧誘の別もなくなるんだぜ （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「禁」】
新しい景色のなかで目を覚ます禁婚式を挙げたふたりは (東直子さん選)
【企画テーマ「焼き肉」】
また例の話は耳から遠ざけてきゅっと縮まるミノを見ていた （笹公人さん、だいたさん選）
【企画テーマ「はだし」】
首まわすつもりの扇風機の顔をがっちり挟む裸の足で （穂村弘さん選）
見知らないはだしの少女訪れて「ひな人形を見せて下さい」 （穂村弘さん選）
【企画テーマ「秘密基地」】
なんぼでもヤマモモ採れてなにかしらやりたい事があるはずなのに (石川美南さん選)
【企画テーマ「ロック」】
バロックにトングを合わせ打っている 正解のないパン屋に流れる （斉藤斎藤さん選）
【企画テーマ「しょうが」】
ひやしあめは海の家やら豆腐屋で売られています。遠い感じで。 （田口綾子さん選）
【月間テーマ「切符」】
過去行きの切符を買った者はみなちぎれた白布のように笑って （加藤治郎さん選）
【企画テーマ「裏表」】
裏側が常に闇とは限らない腹を裂かれたあの鮭を見よ （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「切符」】
西宮神呪町に行くために門戸厄神駅まで二枚 （東直子さん選）
【企画テーマ「手紙」】
フェレットの毛がはりついた手紙から滲み出てくる家族の本気 （東直子さん選）
【月間テーマ「切符」】
半券は持っていなさい半券がなければあなた忘れられるよ （穂村弘さん選）
【企画テーマ「朝帰り」】
じゃあねって口が動いて手が挙がる。僕の指にもぬける朝焼け （穂村弘さん選）
朝帰りすればあなたも朝帰りパンを買ってるパンを買ってる （だいたひかるさん選）
2010年4月から9月まで
夜はぷちぷちケータイ短歌（黒歴史含む） その２
【企画「しぐさ」】
やわらかく やさしくときに ややこしく きみのしぐさは すべてうつくし (だいたひかるさん選)
【月間テーマ「波」】
この街は海底古代都市となり波が数える きのう、今日、明日 （東直子さん選）
【企画「クラス会」】
定まらぬ一人称や二人称 お調子者のあいつが解決 （光浦靖子さん選）
脳内で繰り返されるクラス会 またカーテンにしかなれなくて （東直子さん選）
納豆の蓋を開ければクラス会 混ぜれば白く皆糸をひく （だいたひかるさん選）
【企画「疑い」】
疑いをパンに挟んで食べる朝 オーレにちかいコーヒーを飲む （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「残」】
「5日」って卵にペンで書いている 激しく残りそうな気がする （だいたひかるさん選）
引き出しの底にずっと残ってる真っ赤なＴシャツ冒険未遂 （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「残」】
口笛の残骸散らばるくたびれた公園に居るくたびれた人 （東直子さん選）
手付かずの法事の御膳の中にある真っ赤なさくらんぼがギロリ （だいたひかるさん選）
【企画「おやじギャグ」】
ギャグでなく叱責だったあの言葉「言う気ないんか勇気がないんか」 （東直子さん選）
「いかりんぐまだ残りんぐ」と前回に詠んだ私が通りますよ （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「残」】
残酷な言葉のナイフ振りかざし冷静装う 無駄だ、好きだ （だいたひかるさん選）
【企画「文房具」】
筆箱が二段三段さらにってぎらつく男の世界もあった （石川美南さん選）
【月間テーマ「食」】
「う」の姿「ど」の気概持つ手打ち麺のり越えてやる「ん」な一日を （東直子さん選）
干からびているけど褒めてやりたいよちりめんじゃこの中の蛸の子 （東直子さん選）
きのう昼なに食べたっけ いま俺はなにしたいんだっけ 箸止まる （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「食」】
食べながら歩いてゆくか歩きながら食べてゆくのか小肥りの人 （小島なおさん選）
【企画テーマ「ピーク」】
渡された百円玉はあつかったあの子は今日のピークを駆ける （花澤香菜さん選）
【企画テーマ「渋」】
「渋」の字を王様の顔としてみれば「谷」は困った大臣の顔 （加藤治郎さん選）
【企画テーマ「ハイヒール」】
赤い靴履いてた女の子の年を二十歳（はたち）前後とふんでいたけど （斉藤斎藤さん選）
ぎゅいぎゅいと締め上げバサバサぬったくりカツカツ鳴らして出かけちまった （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「白」】
シロナガスクジラの瞳きみを見る砂になるまで美しく見る （穂村弘さん選）
【企画テーマ「ことしのビッグニュース」】
裁判員に選ばれました。取り急ぎ下記の口座にお振込み下さい。 （水樹奈々さん選）
日曜の乱れた暮らし正される7時に起きて19時帰宅 （東直子さん選）
【企画テーマ「光」】
目の中に入った光どうなるの切ない時に助けてくれるの （東直子さん選）
【企画テーマ「悪循環」】
多数決とるかどうかの多数決とるかどうかの多数決って （だいたひかるさん選）
【企画テーマ「裏切り」】
しょぼーんの顔文字みたいに小早川秀秋描く冷酷な絵師 （石川美南さん選）
【企画テーマ「めん類」】
焼きそばがパンにはさまる勢いで心はみ出す十五の頃は （だいたひかるさん選）
【月間テーマ「自由テーマ」】
吹き替えか字幕かで迷う三日前犯した罪を告白する時 （東直子さん選）
2009年8月から2010年3月まで