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おひさまのにおいでうんと膨らんだ布団とりこみなし崩しで寝る
(「太陽」 石川美南さん選 放送外)
乗客おれ 乗務員おれ パイロットおれ 管制官おれ 霧深し
(「空港」 石川美南さん選 放送外 )
人類がかつて飛べていたことを示す遺跡としての空港
(「空港」 だいたひかるさん選 放送外 )
** ** *** **
一首目 今こうしたい!敷布団はかなりのビンテージものを使用していますが、日に当てるだけで生き返るようになるのがすごいです。
二首目 おれおれ騒いですみません。他なんだって判断ミスはゆるされるものではないのですが、フライトにおいてのミスは死に直結するというところで決断力、自己責任など、そんなことについて考えてみました。
三首目 『猿の惑星』みたいな具合ですが、空港みたいなおおきな施設にいるとこの先ずっと維持していけるのだろうかと、勝手に心配してしまいます。自分自身の生活のほうがずっと危ういのですけど(笑
2011/08/02 報告 Trackback() Comment(1)
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無題
飯田さん、おはようございます。
二首目の「おれおれ」のお歌、特に注目させていただきました。
以前ご一緒したときに、とある歌人さんが
「三句目と四句目のあいだを句またがりさせた歌の成功例は少ない」と話されていましたが、
このお歌では三つ目の「おれ」にしてはじめて句またがりをされていて、
しかも三句目と四句目のあいだだー、とテンションがあがってしまいました。笑
内容ももちろん、飛行機のフライトに象徴されるような責任や強い重圧を背負っている様子が、
すごく効果的に表現されている気がしました。
「遺跡としての空港」の歌も、発想が斬新で大好きです。笑
ちょろ玉 2011/08/03 07:37 URL EDIT RES
ちょろ玉さんへ
コメントありがとうございます!
「句またがり」と聞くと熊?金太郎?とまっさきに考えてしまう残念な大人です。すみません(笑
お話ありましたね!詠んでるときも、その後も全く気にしてませんでしたww
「跨る」というよりは句をぶった切ってますしね(笑
写真を重ねていくようなイメージで詠んだので、調子のよい韻律を求めなかった結果こうなりました。効果的に表現できてました?嬉しいです!
ここで「定型なんて破るためにあるんだよ」とか、かっこいいこと言ってみたいのですがそこまでは破調の歌にこだわりはなかったりします。すみません(笑
飯田和馬 2011/08/03 14:59