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2025/01/25

夜はぷちぷちケータイ短歌 (10月16、23日放送)

空色の煮汁で炊かれしょんぼりと身を縮めゆく鈍色のコイ
(「空」 石川美南さん選 放送外)

野菜室モヤシじゅろっとなっている 青空わたしそうなっている
(「空」 だいたひかるさん選 放送外)

空の眼がぱちくりぱちくりやってくる。見るなよ澄んだお前がこわい
(「空」 東直子さん選 放送外)

一匹のテンション高い犬となり懐こうとする心よ伏せよ
(「夢中」 東直子さん選 放送外)




世間ではiphoneを買ったとか予約したなどという方がたくさんいらっしゃいますが、キク科植物の花粉のアレルギーに苦しむ飯田はアイボンを地味に購入。
それこそぱちくりぱちくりと使ってみましたがなんだか半分以上残してしまいそうな予感がしております。秋です。

さてまとめて更新となりました。一首目は「鈍色(にびいろ)の空」という言葉を聞き触発されて詠みました。
二首目、ばばちい歌ですみません^^;萎える気持ちをしんどくなったもやしに託しました。
三首目、何にもない青空が広がっていると隠れられない、隠せないような気持ちに追い込まれるような気がするときもあります。僕だけですか。そうですか。
四首目、自戒をこめて。ちなみに自分の性格は猫か犬かで言えば野犬です。

あいかわらずちっとも進歩しませんが元気に詠めるようにはなれた気はします

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2011/10/25 報告 Trackback() Comment(0)

夜はぷちぷちケータイ短歌 (10月9日放送)

最強の何かに(何かは未定だが)なりたい空の高いビル街


(「空」 田口綾子さん選 放送内)

田口さんから「男性ならではの」、ゲストのマシンガンズ西掘さんから「作者は17歳であって欲しい」というような感想をいただきました。
実際の作者は頼んないおっさんで申しわけないような(笑

今回の作品、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが何人かで梅田に集まって昼ご飯食べたあとの空の景色から詠んだものでした。
リアルに最近の歌であったりして、青春詠なんて呼ばれるとさすがに恥ずかしいのですが、青春なんてなかったですから今更青臭いこと言ってるのかも。
作品として仕上がった時には100パーセントの現実や虚構というものはそこには無いと思います。ただ、虚構の形を借りていても「私の現実」を表現できていければいいかなと思います。

2011/10/13 報告 Trackback() Comment(0)

夜はぷちぷちケータイ短歌 (9月25日放送)

タヌキとか小鳥で済ますはずだった山の蚊おれを教えてやるよ

(穂村弘さん選 「山」 放送内・「今週の一首」)



自分でも気持ち悪いこと考えてしまったなと思いながら詠んだ歌でありましたが思いがけず「ほむられ」ました。ありがとうございます。

穂村さんから
「おれを教えてやるよ」に意表をつかれました。血を吸われることをこんな風に言いかえるとは。

というお言葉をいただきました。番組内ではもう少し率直な感想wも聞けてうれしかったです。

2011/09/26 報告 Trackback() Comment(2)

NHK短歌10月号

風呂敷を夜と信じて寝る鳥の落とすまぶたのかすかな震え

(花山多佳子さん選 「自由題」 佳作 )



はじめて「自由題」で投稿してみました。
というのも、この時に募集されていた題が「眠る」でそれに応じて取り組んでいたのですが、語のすわりがどうにも悪くて「寝る」としたかったからなのでした。
昔、コザクラインコとセキセイインコを飼っていた時のことを思い出して詠みました。
人間でも動物でも夢を見ているときは目を閉じていても眼球が動いていて外から見てもそうと分かると言う話を聞き複雑になりました。
ずっとかごの中にいてどんな夢をみるものなのか、粟が無尽蔵に湧き出す夢だろうか、それとも想像を絶するような悲しいものなのかどうなのか。。。

2011/09/25 報告 Trackback() Comment(0)

NHK短歌(9月18日放送 「迷う」)

・即答の「コーヒー。アイス。」迷わないふりするうちに迷えなくなる

(坂井修一さん選 「迷う」 特選三席)


人見知りです、というかもう少し病的に暗い方向へ捻じ曲がったタイプでしょうか。
どこかお店に入って(入ることも勇気を搾り出すようにしてするのですが)店員さんと言葉を交わすことが苦手。これでもここ10年ぐらいのうちに自分が店員をやっていることで相当に改善されてきたのですが。
ましてそこへきて誰か他の人と喫茶店に入って注文をするこというのは、私にとっては玉乗りをしながら皿回しをするようなものです。

「ご注文は?」
(循環器系統に異常を感じながら考えます。「こいつこんなん頼みやがって、くくく」とか思われないだろうか、時間をかけていたら店の人も相手もイラっとするに違いない。。まてまて、こんなこと考えてることを気取られてもならない! ←書いてしまってどうする、ばれたじゃないかw )
「コーヒー。(あわてて)アイス。」

頭のなかは迷走に迷走を重ねて尋常でないのに即答。口をついて出た苦し紛れなのに。決断力のある人を気取るも本当は違うのです。蛭子能収の漫画の登場人物みたいに無駄に変な汗かいて見えない敵と戦っているだけなのでしたorz
苦しい、めんどくさい性分です。迷わないスマートな人になりたい。
けれども怖くもなるのです。こういう「迷わないふり」が習慣化して席に着くなり「コーヒー。アイス。」とだけしか言えない人間になってしまったらと。本当に何にも考えない、迷えない人になるのはとてつもなく寂しいことだと思います。

「迷うこと」は嬉しいことではありませんが「迷える」うちはまだ幸せなのかなと考えた次第です。
迷いや悩み、大事にしていきたいです。嫌だけど(笑

2011/09/19 報告 Trackback() Comment(5)

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