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暴風の赤に取り囲まれながら火星独立祝えば遠し
(テーマ「記念日」 石川美南さん選 放送外)
暗闇は雪のつぶてを飲み込んで僕の誕生日はでたらめ
(テーマ「記念日」 石川美南さん選 放送外)
今回は石川さんに二首拾っていただきました。ありがとうございます。
一首目はリアルに記念日がないもので半ば苦し紛れです(悲しすぎるw)
二首目はどうでしょう。本気にした人いるかな(笑) これは寺山修司の青森時代の友人の京武久美さんというかたの俳句
父還せ空に向かって雪つぶて
という作品を知り、それにインスパイア(危うさを含んだ言葉ですが)されたものです。
実際の自分の誕生日はちゃんとわかっています。たぶん大丈夫、かと。。。
2011/01/17 報告 Trackback() Comment(1)
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無題
こんばんは。
一首目の世界観がかなり好きです。
火星独立くらいまではなんとか思いつけるかもしれないのですが、「暴風の赤」と「遠し」がすごくよくて。
「暴風の赤」ははためく火星国旗たちか、風に荒れる炎と受け取りました。いずれにしても独立の高揚感が伝わってきます。
でも「遠し」なんですよね。つまりいま主体は火星にいない。と同時に、心理的な「遠さ」もここは包含しているような気がします。
状況は高揚にあるんだけど、主体は独立を祝うことに対して、どこか壁みたいなものを感じているようで。
あるいは火星と地球の戦争状態があって、主体は戦火に囲まれて死を意識しながら、独立だなんだと戦うことの虚しさを思っているのかもしれません……。
えー、すいません、ちょっと妄想が入りすぎました(汗)
しかし妄想できる短歌というのはいい歌だと私は思うのですよ。
むしたけ 2011/01/17 23:42 EDIT RES
むしたけさんへ
こんばんは。
大変うれしいです!!これだけ作品に入りこんでいただけたら詠んだ甲斐があります。ありがとうございます!
あんまり作者が言うとせっかくの妄想が台なしになりかねないので細かく言及するのはやめておきますが(むしたけさんが以前そういう事をおっしゃってましたね)「遠し」にはいろいろ込めました。
「火星」はイマジネーションを実によく喚起してくれる魅力的な題材だとつくづく思います。
今さらですが、先日締め切りのNKK短歌も「火星」で詠めば面白いのが出来たのではと激しく後悔中です(笑)
飯田和馬 2011/01/18 00:47