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隣り合うあなたへ僕の輪郭を預けますから利息をつけて
(テーマ「隣」 石川美南さん選 放送内)
春という建具職人現れて障子で仕切るとなりの君を
(テーマ「隣」 石川美南さん選 放送外)
企画テーマ「風呂」にはすっかり沈んでしまいましたが、月間テーマ「隣」で2首拾っていただけました。
1首目
電車や映画館などを想定しただければあとはみなさんご自由に妄想よろしく(笑)
「僕の」はなくてもよかったかもしれませんが、一対一の関係を強調したところもまた図々しい歌ですね。勝手に預けんなって怒られそうW
2首目
淡い別れの春を建具職人になぜか擬人化してみたのですが、障子の光のまろやかな具合や、紙一枚の危うい感じは好きです。最後の助詞「を」が「と」でないと日本語としておかしいかもしれないという気がしてきました。
先週投稿をやめてみて夜ぷちも卒業かななんて思ったりも実はしていたのですが、やはりいろんな視点、思いがけない表現に触れるのは楽しく、毎週それが行われるというのは大変ありがたいことと再認識しました。これからも続けていこうと思った次第でした。
2011/02/07 報告 Trackback() Comment(2)
COMMENT
こんにちは。
2首採用おめでとうございます。
放送されたのは1首目のようですが私は2首目の建具職人にしびれました。
春を建具職人にたとえる感性が素敵です。
春のはかない別れの情景が心にしみますね。
少しずつ距離を隔てていくような感じ。
最後は「を」でも構わないような気がするけれど…。
「と」は二人の関係性が強調される感じでしょうか。
私も夜ぷちは卒業かなと思いつつ戻ることの繰り返しです(笑)
コメントありがとうございます!
建具職人しびれていただけましたか!障子の滑りが良くなったように嬉しいです(笑)
>最後は「を」でも構わないような気がするけれど…。
>「と」は二人の関係性が強調される感じでしょうか。
とても参考になります!いっそ「君とを」とか、或はか「となり」を捨ててしまうとかいろいろ考えています。とにかく助詞は難しいですね。
考えてみると、夜ぷちは学校でも恋人でもなく、ラジオ番組ですから卒業とか、もう会わないとか決めてかかる必要はないなという結論に達しました(笑)気楽に楽しく詠めて応答が早く、こうしてみなさんと繋がっていけるという貴重な場だと思います。
飯田和馬 2011/02/07 19:09
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おめでとうございます。
こんばんは 和馬さん
僕も紗都子さんと同じく建具職人が良いと思いました。
障子で仕切られた向こうがわがほの明るくて
君の影が映るような映らないようなぼんやりとした感じ
別れの情景がうまくあらわされていてすてきです。
文法的な事はよくわかりませんが、最後は「を」で良いと思います。
「と」だと、
となりの君となりの君となりの君と・・・って感じで
「となり」の「と」とかぶってそちらに気がいってしまいます。(^_^;
麦
麦太朗 2011/02/07 19:43 EDIT RES
麦太朗さんへ
いつもありがとうございます!
作者以上に美しくイメージを膨らませて頂いて嬉しいかぎりです。「と」のご指摘、面白いですね!納得です。
ただこのループ効果は場合によってはいい形で応用できそうにも思いました。
物語の想像の楽しさと言葉の組み合わせの面白さ。いやー短歌ってほんとにいいんもんですね(笑)
飯田和馬 2011/02/07 21:15