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・オレンジではないぞ柿だと日本の終わりの秋に張られるビンタ
(2011年12月18日 だいたひかるさん選 放送外)
・日めくりが日めくられてない店にゆきやかんの湯気の向きを変えてる
(2012年1月8日 東直子さん選 放送外)
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すっかり明けてしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
昨年の分と合わせてのUP。怠惰を露呈するスタート(笑)
2首目は珍しく31字の時間をたっぷり使えた手ごたえとでもいうものがあり自分でもしっくりきていたので東さんに拾っていただけてうれしかったです。
青空に蜜柑をむけばよみがえるレジャーシートに躊躇うきみが
(「空」 斉藤斎藤さん選 放送内・『今週の一首』)
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斉藤さんから
「甘酸っぱい。
たぶん、わたしは公園のベンチにひとりで座っていて、目の前のそこの芝生に、思い出がいま再生されている感じがする。
リアルだなあと思いました」
と評をいただきました。斉藤さんに「リアル」を感じていただけるとは嬉しかったです。ありがとうございます。(以下ネタバレ注意)
すみません。実際はリアルじゃなくて妄想ですしかも100%の妄想ごめんなさいくやしいです←
「レジャーシートに」の「に」か「を」かで迷った以外はすんなりイメージができました。ほぼ斉藤さんがおっしゃった通りです。青蜜柑を剥いて良いにおいがしたことからの発想で「五月待つ花橘の香を~」ではないですが昔の遠足のこととか思い出してみたりして。
空色の煮汁で炊かれしょんぼりと身を縮めゆく鈍色のコイ
(「空」 石川美南さん選 放送外)
野菜室モヤシじゅろっとなっている 青空わたしそうなっている
(「空」 だいたひかるさん選 放送外)
空の眼がぱちくりぱちくりやってくる。見るなよ澄んだお前がこわい
(「空」 東直子さん選 放送外)
一匹のテンション高い犬となり懐こうとする心よ伏せよ
(「夢中」 東直子さん選 放送外)
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世間ではiphoneを買ったとか予約したなどという方がたくさんいらっしゃいますが、キク科植物の花粉のアレルギーに苦しむ飯田はアイボンを地味に購入。
それこそぱちくりぱちくりと使ってみましたがなんだか半分以上残してしまいそうな予感がしております。秋です。
さてまとめて更新となりました。一首目は「鈍色(にびいろ)の空」という言葉を聞き触発されて詠みました。
二首目、ばばちい歌ですみません^^;萎える気持ちをしんどくなったもやしに託しました。
三首目、何にもない青空が広がっていると隠れられない、隠せないような気持ちに追い込まれるような気がするときもあります。僕だけですか。そうですか。
四首目、自戒をこめて。ちなみに自分の性格は猫か犬かで言えば野犬です。
あいかわらずちっとも進歩しませんが元気に詠めるようにはなれた気はします
最強の何かに(何かは未定だが)なりたい空の高いビル街
(「空」 田口綾子さん選 放送内)
田口さんから「男性ならではの」、ゲストのマシンガンズ西掘さんから「作者は17歳であって欲しい」というような感想をいただきました。
実際の作者は頼んないおっさんで申しわけないような(笑
今回の作品、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが何人かで梅田に集まって昼ご飯食べたあとの空の景色から詠んだものでした。
リアルに最近の歌であったりして、青春詠なんて呼ばれるとさすがに恥ずかしいのですが、青春なんてなかったですから今更青臭いこと言ってるのかも。
作品として仕上がった時には100パーセントの現実や虚構というものはそこには無いと思います。ただ、虚構の形を借りていても「私の現実」を表現できていければいいかなと思います。
タヌキとか小鳥で済ますはずだった山の蚊おれを教えてやるよ
(穂村弘さん選 「山」 放送内・「今週の一首」)
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自分でも気持ち悪いこと考えてしまったなと思いながら詠んだ歌でありましたが思いがけず「ほむられ」ました。ありがとうございます。
穂村さんから
「おれを教えてやるよ」に意表をつかれました。血を吸われることをこんな風に言いかえるとは。
というお言葉をいただきました。番組内ではもう少し率直な感想wも聞けてうれしかったです。
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