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・干し葡萄をぶどうに戻すように見る君の瞳に君のふるさと
(「ふるさと」 だいたひかるさん選 放送内)
***
番組のなかでだいたさんにとても丁寧に読み解いていただいてうれしかったです。
そのなかで作中主体はすっかりリア充として解釈されていましたが、作者の実際ときたら(ry
帰省された方のことを想像して景色をどんな風にご覧になっただろう、リフレッシュできたらいいなというところから詠みましたが、「じゃあ普段の目玉は干し葡萄かよ」と怒らないでやってください。レーズンもおいしいですし←
夕空にフオウフオウと声のして千切れて歩む閉園の時
(「園」 佐伯裕子さん選 佳作)
*
新選者になって初の佳作。ってもう9月号。
実に長かった。。。
昔から動物園は好きで嫌いなところで、だいたい複雑になって帰ります。
親も深刻な顔しているから連れて行く甲斐がなかったかと思われ。
・これ海藻サラダにあったやつだよねぎりぎり命あるものを引く
田中ましろさんが私財を投げ打って制作されておられるうたらば そのブログパーツ(このブログ左手にあります)に採用していただきました。
暗喩と捉えて貰えるかどうか、微妙(笑)
海藻ってカロリー0なんて言われますが生き物としてどうかと思います(思ってみたところでそういうものなのだろうけど)
食べるのは嫌いじゃないです。特に紅いやつ(←名前知っとけよw )千切れたようなギザギザもきれいだし、外に食べに行ってあれが出てくるとテンション上がります。
・会場より楽しいだろうあのビルの屋上に浮く人影二つ
(「花火」 だいたひかるさん選 放送外)
・「駅からはけっこうあるんですねえ」に「ええ。」と言葉を返しはしない
(「ふるさと」 斉藤斎藤さん選 放送外)
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一首目
8月の第一週の土曜日は地元神戸では花火大会があります。もっともここ10年ぐらいは音しか聞いていません(笑)
家に帰れば二階から大玉の上半分ぐらいは見えるはずなのですが、窓から外を見やればマンションのベランダやビルの屋上に人影があることが分かったりします。あそこからなら見下ろすように見えて楽しいかもなどと思った記憶から詠みました。
二首目
「ふるさと」というより「地元」と言ったほうがふさわしいように思われる切り口ですが、自分がよく通いなれいて「すぐですよ」などと案内した道も、見知らない人からすると結構な距離に感じるようです。過去に立場が逆の場合もありましたから納得はいくのですが。
けれどやはり「遠いですね」といわれるとなんか少し非難されたような、馬鹿にされたような心地がして(←小さい人間w)ややむっとするというところを詠んでみました。
これも一応、地元愛の表れと言えるかもしれません。
おひさまのにおいでうんと膨らんだ布団とりこみなし崩しで寝る
(「太陽」 石川美南さん選 放送外)
乗客おれ 乗務員おれ パイロットおれ 管制官おれ 霧深し
(「空港」 石川美南さん選 放送外 )
人類がかつて飛べていたことを示す遺跡としての空港
(「空港」 だいたひかるさん選 放送外 )
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一首目 今こうしたい!敷布団はかなりのビンテージものを使用していますが、日に当てるだけで生き返るようになるのがすごいです。
二首目 おれおれ騒いですみません。他なんだって判断ミスはゆるされるものではないのですが、フライトにおいてのミスは死に直結するというところで決断力、自己責任など、そんなことについて考えてみました。
三首目 『猿の惑星』みたいな具合ですが、空港みたいなおおきな施設にいるとこの先ずっと維持していけるのだろうかと、勝手に心配してしまいます。自分自身の生活のほうがずっと危ういのですけど(笑
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