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・でもない、と最後は言った。一日中暑い暑いと言われ続けて
・動けずに動く歩道にいるようで見上げる空はただ月の夜
・何処までを書いていいのか分からずに伝票入力はかどらせている
・負ける気で話ていても多少ムキ 子供とトランプしているように
・明るさの鏡にもなり寂寥の泉にもなる白い月影
・オニロクと呼ばれて消える鬼がいて僕の名前は異次元にある
・スクランブルエッグのようになる言葉 自分自身に知られたくなく
・結構な塊のまま落とされる調味料見る朝のテレビに
・逡巡の果てはいつでも無謀にて晒してしまう下書きのまま
・チョコレートフォンデュのチョコの粘り気を帯びて下りゆくエスカレーター
・行き先はありませんかと空に浮くインパチエンスに呼び止められる
・エンゼルストランペットの木に止まるオニオオハシの「オニ」が気になる
・外国人観光客の右腕に「子供の旅」と書いたのは誰
・先回りしている人に気付かずに鳥の動きをくるくると追う
・首すくめ鷹にはねられそうにしている人々の一人となりぬ
・ペンギンは放心しつつ弧をえがく夏のホースの水を浴びてる
・ひたむきなシギの仔たちの頭には小さな数字書かれたシール
・ふくろうの画像がどんどん貯まってく 使い道など分からぬままに
・睡蓮の葉の上までも競り上がる小さな魚たちの必死さ
・解説のはしょり具合が加速して不安になれば押してるボタン
・沸き起こるコーヒー見つめるカウンタにほど好く咲いた撫子の花
・なにもかも懐かし過ぎて大人にも成り切れなくて早足に見る
・もう既にあたためあっている人の前を失礼、プラネタリウム
・リクライニングシートでないのか布団でもいいよと増長しつつ星空
・先頭の車両が見えるカーブでは夕焼け空を逸れてゆく僕
・地下鉄の駅は何処かと尋ねられる自分もきっと隙があるから
・オーダーの加減に苦心しましたがなんとかご飯にありつけました
・遠回りすることもいい 水として地下へと沈むエスカレーター
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