[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
・街灯に蟻の竜巻 始まりはもはや予感でなくなっている
・思慮深き人の言葉よ 頬杖をついて独りごとを抑える
・星間の距離にも思う。同じ木の果物でないことのさみしさ
・雨上がり道行くひとがことごとく漂流物に見えて七月
・日の余る町へと向かう 勇敢が無謀という影生み出している
・バッテリが悲鳴をあげるケータイにそれっきりなる言葉を託す
・エレベーターの[↑]をいちにのさんで押す(「いちにのさん」は省略したが)
・スプーンを失くしてやわらかいものを僕らはあわく崩してしまう
・いまここに向き合うことの不思議など泡立つ酒をグラスにそそぎ
・何だって言えばいいかと赦すとき蒸し暑いというだけの自分だ
・誰からも遠いが気がして警笛の渦巻く場所に取り残される
・書けぬこと多過ぎたのち一時晴れときどき強い眠気また雨
・かと言って嫌われたくはないゆえに毛を毟るごとはきはき話す
・缶詰を開ける機会が少なくてつらい。白桃の、いや応答の。
・生きている体と思えなくないと耳かき深くしかけた後に
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |