ぼちぼちと詠んだ短歌の手控え。短歌以外もたまにあるかも。。。

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2025/02/02

2012 6/18

・ドップラー効果を君に見ておればなんでもないといえない心


・街灯が途絶えたあたり葱坊主が鬼に見えても伝えられない


・｢むし｣という音悉く変換しイメージたちとケイドロをする

2012/06/19 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 6/17 橿原市へ

・｢営巣｣と変換される詠草が出来ないのだよさよなら布団



・予備校生風の三十五歳我、近鉄に乗るヤンキーと会う



・蟻さんマークの引越社のＣＭがどうにもループしつつ橿原



・安らぎを得ている我ら巡礼者ハコモノからの恩恵を受け



・キャラ立ちについて考えながら乗るエレベーターの四隅背にして



・おじいちゃん三人寄ってお茶飲んで幸せだよと言いそびれてる



・リラックマのタオルをかけた肩たたきどうでしょうかと聞けない空気



・心臓を気にするように肩すぼめ夏が嫌いと柔らかくいう



・ふらふらと二人の水の行方すら知らないままに酒を買いおり



・此処までは出てるんだけどと言う歌が多いけれども、多いなごめん



・佳代子さん（仮称）がとても丁寧に運べばそれを労う香織



・もう少し酔えば初めて会う君に植物系のあだ名をつける



・黄金の鷲が厳つくいる街に暮らすあなたの純粋が好き



・軽やかに後から来たのに追いこされ それでもいいや夏が近づく

2012/06/17 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 6/16

・君の手に触れた記憶はひとかけの氷の融けてゆくほどの永遠


・意気がった中高生の挑発を受けるがごとき夜の雨音


・塩鮭をムニエルにしてからすぎただけで終えるな カルピス、カルピス

2012/06/17 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 6/15

・アルケミラモリスを見れば昨年のひたすらだった寂しさ泳ぐ


・しまう気力潰えて雨の夜を徹す。ふつふつ湧くは黒きものなり


・□ うつ病チェックシートにチェックが入らない人がいるとは思えない

2012/06/15 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 6/14

・その言は彼にはあらず私と言えば反転するはず笑みは


・焼けるよと焼けてやるよと連絡を事前にまわす焼けうさぎかよ


・螺子穴はすりきれていてまわせない窓を開ければ夜が息する

2012/06/15 毎日詠 Trackback() Comment(0)