忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2025/01/25

夜はぷちぷちケータイ短歌 2月6日

隣り合うあなたへ僕の輪郭を預けますから利息をつけて
(テーマ「隣」 石川美南さん選 放送内)


春という建具職人現れて障子で仕切るとなりの君を
(テーマ「隣」 石川美南さん選 放送外)


企画テーマ「風呂」にはすっかり沈んでしまいましたが、月間テーマ「隣」で2首拾っていただけました。

1首目
電車や映画館などを想定しただければあとはみなさんご自由に妄想よろしく(笑)
「僕の」はなくてもよかったかもしれませんが、一対一の関係を強調したところもまた図々しい歌ですね。勝手に預けんなって怒られそうW


2首目
淡い別れの春を建具職人になぜか擬人化してみたのですが、障子の光のまろやかな具合や、紙一枚の危うい感じは好きです。最後の助詞「を」が「と」でないと日本語としておかしいかもしれないという気がしてきました。

先週投稿をやめてみて夜ぷちも卒業かななんて思ったりも実はしていたのですが、やはりいろんな視点、思いがけない表現に触れるのは楽しく、毎週それが行われるというのは大変ありがたいことと再認識しました。これからも続けていこうと思った次第でした。


PR

2011/02/07 報告 Trackback() Comment(2)

平成22年度NHK短歌全国大会

彼をみな明るいという。さみしさを必死で庇う僕とよく似た

こちらを「入選作品」として作品集に掲載していただきました。
題「明」として9月に投稿したものなのですが、そのときいっしょに詠んだ自由題2首はあえなく落選。。。
自分としては落ちたほうが気に入っていたのですが、今にして思えば詰めがあまかったような気がしています。

この歌は自分自身のさみしさをアピールしたいがために「彼」を媒介としてまわりくどい表現をしたという、極めていじけた性格の歌(笑)なのですが、まったくもってその通りの人間ですからよく自己を表現できている一首と思われます。(こんな自分嫌だけどw)

それにしても当日は行けばよかったと後悔しきりです。
何かあったら、というより何でもなくても行きたいとこへは行くんだ!というバイタリティーの必要を感じます。
そんな力に目覚めるまでこれからも冷たい街の風に歌いつづけようと思います。(←負けっぱなしですが 笑)

2011/02/05 報告 Trackback() Comment(0)

NKK短歌2011年2月号

・地下鉄を降りゆく人のほとんどは行き先のあるような顔する

(テーマ詠「街」 加藤治郎さん選 佳作)


・ベランダの布団気にする主婦のごと君の暮らしを想う曇天

(題「布」 東直子さん選 佳作)


・冬兆す辺りにみかんの香が光るように君からメールが届く

(題「光る」 米川千壽子さん選 佳作)



というわけで、今月は佳作三首を載せて頂けました。
特にやっと米川先生に拾って頂けたのが嬉しかったです。

一首目は暗黒系ですね(笑)みなさん行き先ありますか?僕はないです←早く見つけろww
二首目はだいぶ気持ち悪い様相ですね(ノ∀ヽ*)しかも曇天、やっぱり暗いww

三首目も「冬兆す」。暗いな(笑)こちらは俳句の季語で「冬兆す」を覚えたことがきっかけで詠めました。初句切れとするのが妥当でしょうが、一字空けにせずあえて曖昧にしました(決断できなかったとも言う…orz)

2011/01/21 報告 Trackback() Comment(1)

夜はぷちぷちケータイ短歌 1月16日

暴風の赤に取り囲まれながら火星独立祝えば遠し
(テーマ「記念日」 石川美南さん選 放送外)

暗闇は雪のつぶてを飲み込んで僕の誕生日はでたらめ
(テーマ「記念日」 石川美南さん選 放送外)

今回は石川さんに二首拾っていただきました。ありがとうございます。
一首目はリアルに記念日がないもので半ば苦し紛れです(悲しすぎるw)

二首目はどうでしょう。本気にした人いるかな(笑) これは寺山修司の青森時代の友人の京武久美さんというかたの俳句
父還せ空に向かって雪つぶて
という作品を知り、それにインスパイア(危うさを含んだ言葉ですが)されたものです。
実際の自分の誕生日はちゃんとわかっています。たぶん大丈夫、かと。。。

2011/01/17 報告 Trackback() Comment(1)

夜はぷちぷちケータイ短歌 1月9日

日記ににも書けないことは歌にしてどこにも行かない天使に変える

(題「日記」だいたひかるさん選 今週の一首)


というわけで、放送外でしたが「今週の一首」に選んでいただきました。
ありがとうございます。
だいたさんは「どこにも行かない天使に変える」から「心に葬る強い意志」を感じられたとのことでしたが、僕にとって詠むことは「気恥ずかしくて書けないこと(はっきりしているが取り留めのないこと)」を「うやむやな姿(ぼやけているけど存在感はあるもの)」にする作業なのかもしれません。ところが他人に知られないようにぼやかしたそれをわざわざ投稿して公開するんだからわけが分からない(笑)

ツイッターでも僕がよくやる「分かる人だけわかればいい、最悪だれもわかんなくてもいいけど」みたいな態度での気持ちの発露のしかたは一度やってしまうともうだめですね、心のうちに葬る我慢が難しくなって、思いつきを黙ってられなくなってしまう。
表現するなら、誰かに伝えたいなら、はっきり言えよ!というのが話の筋ではありますが、無意識のうちに他者からの歩み寄りに期待してそいう行為に走ってしまうものと自己分析しています。元来ネクラな卑怯者ですからね(笑)
そんな身勝手な表現に外から優しい光が投げかけられたときにこそ、天使はそこに宿ると言えるのかもしれません。

2011/01/10 報告 Trackback() Comment(0)

カレンダー
 
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
 
 
カテゴリー
 
 
 
うたらば
 
 
 
最新コメント
 
[02/05 名無しのリーク]
 
 
最新記事
 
(07/09)
(10/06)
(07/10)
(07/10)
(07/05)
 
 
最新トラックバック
 
 
 
プロフィール
 
HN:
飯田和馬
性別:
男性
 
 
バーコード
 
 
 
RSS
 
 
 
ブログ内検索
 
 
 
アーカイブ
 
 
 
最古記事
 
(10/06)
(10/06)
(10/08)
(10/08)
(10/10)
 
 
P R
 
 
 
リンク
 
 
 
アクセス解析
 
 
 
忍者アナライズ