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2011 6/2
・未消化でふて寝している我を見るめくり忘れたカレンダーには
・適当に威圧をかわし生きている路上で亀がりんご食う町
・死ぬよりも負けが恐いといいきれる人ごしに見て君を畏れる
2012 6/1
・目の覚めた直後に着信音は鳴るいたぶられつくされた夢から
・駆けてくるひかりの君にガラス戸を閉ざして昼の凪にあふれる
・やわらかな雲の向こうのような声 浮上してゆく無謀な機体
2012 5/31
・鶴女房と約束をするわれ男。超小刻みに頷いている
・いろいろとどうなるのかと漠然のうちにもけもけ食い続けてる
・気遣いはほんの強がり。肩に乗る小動物のようでありたい
2012 5/30
・いつの間に撮られたのかと思うほど私な人が表紙の雑誌
・マイナスを積極的に積み重ねプラスにしない勢いのよさ
・導火線めいた歌など届けられ動きはじめる夏の心臓