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2025/01/23

2012 5/29

・繰り返す雨が気温をさげてゆきみんな湯冷めのような顔する


・慣れてきた不幸なのかもしれなくて四角いドアの違いが分かる


・あたま大丈夫かなと思いつつ言葉手前で止まるさみしさ

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2012/05/30 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 5/28

・手を口に添えて呼ばれる心地して息のみながら表紙を閉じる


・背後から覗き込むのはこの私。口座名義を筆名にして


・不要ではなくても不可欠たりえない荒れた右手にしみる石鹸

2012/05/29 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 5/27 京都

・茶色です、濃淡ですと装丁に教えられつつ花束包む



・相当に顔を覚えるのが苦手。眩しく直視できないから、な



・いくつかのすれ違いなどありまして配達員の任務を終える



・ローソンのコピー機使ったイリュージョン。関係者だと予言されてる



・そんなものちゃらさの内に入らない。レジュメに見えぬ指紋残して



・ざっくりと椅子ごとやっつけようとする粗さに列を乱してしまう



・現役の頃の中田英寿の目つきで声へ飛び掛かりゆく



・ことことと進む議論のバスに乗り何系統か後から分かる



・右左折の瞬間を撮るすっくりと見張り係のミーアキャットが



・本人がもし居なくても平然と進みかねない批評会とは



・風圧にときおり揺れる頭や背中 子孫を見守る先祖のような



・強引なセールスマンもお断りされない町の午後の明るさ



・戸惑いの連鎖のうちに花束は贈呈されて本日は晴れ



・電動の車椅子には「原発に反対です」と手書きの掲示



・わらび餅、赤飯の箱、何となく値段を把握し損ねている



・千と千尋の神隠しなど思いつつ座ってみれば座れるものだ



・正月に誰かあわてて解いた帯絡み付く梁の下の乾杯



・人の縁語る口にはほつほつと芽葱のサラダ吸い込まれゆく



・時折に見開く眼から光線が口から大人(うし)が飛び出しもする



・両膝を揃え「く」の字を創出し煙草を吹かす人形がいる



・司会者の顔を七割残しつつジンジャーエールをぴりっと注ぐ



・「火の海になりましたか」と聞けなくて髭の密度に閉じ込められる



・何故か本名をまた晒しつつ疎遠なような姉語るとは



・夫でも感想を書く人でもない。あなたに詰まるたくさんの顔



・三条でさよなら言えば脳内に脱皮促すホルモン滲む



・ツイートに励まされつつ帰りゆく新快速にはしょられた駅

2012/05/29 毎日詠 Comment(0)

2012 5/26

・ホチキスに圧力をかけ弛緩するときのあなたの顔色冊子


・階段に亀を追い込み踏み付けて跳ねてわたしは私を殖やす


・ぱりぱりとやがて溶けゆく感覚を口腔のうち重ねてしまう

2012/05/27 毎日詠 Trackback() Comment(0)

2012 5/25

・老人の言葉を追えば当人が時空を越えて若返り立つ


・伝えたい。ちょいとジャンプをしたことや結果あたまを打ったことなど


・「正」の字をつらつら連ねつらつらい。見るたび歪む集計表は

2012/05/26 毎日詠 Trackback() Comment(0)

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