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2024/05/10

2012 6/28

・咳の出る前の身体の強張りを保持してすごく聞いているふり


・せにゃならんせにゃにゃらんにゃにゃにゃんにゃと人の身体を捨ててゆきたい


・帰ったら即ねむくなり眠ろうとすれば心の上体起きる

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2012/06/29 毎日詠 Comment(0)

2012 6/27

・影であれひと時であれ重なれば心臓はもう真夏に至る


・突然に歌会の始まる夜である。酒の力を借ります「参加!」


・追いかける側はいつでもどこまでも選手交代し続けている

2012/06/28 毎日詠 Comment(0)

2012 6/26

・抹茶味の飴が溶けてゆくまでも許してくれぬ電話なるかな


・「普通でいい」「そのままでいい」「力、ぬけ」 柔道家になって締め上げてみたい


・腰を折る電話ばかりだ 伸びかけたアキレス腱から怒りが走る

2012/06/27 毎日詠 Comment(0)

2012 6/25

・何度でもあなたが失敗するように「あれ嫌だった」と決して言わない


・ばかな歌覚えてくれてる人がいて光の橋を越えて行けそう


・物にもう驚かなくなるこの窓の向こうの雨の気配などにも

2012/06/26 毎日詠 Comment(0)

2012 6/24 出町柳~比叡

・連絡口あったはずだが外へ出るグランシャトーでお馴染みの駅


・ひらぱーのかけらを窓に捉えつつ紺のシートに大人しくいる


・生花店、園芸種苗店ばかり目についている出町柳は


・ふたばやにすごい行列(その時は行列してる店とだけ思った)


・距離、時間、速度の三角形思う。琵琶湖見ようとあなたは言って


・待ってよと言えば三分間ぐらい待ってくれるね叡山電車


・繰り返し車内で注意されたのに改札口で渡しきらない


・おだやかな涼しさのなか柴漬けの前に佇む老人(バイト)


・マイナスイオン、と言えばもったいような透けてきらきらするもの浴びる


・蜉蝣(かげろう)に身をすくめつつ六月の色をおさめる君の眼差し


・標高も教えて貰う。販売も運転も案内もされていて


・夜が明けて浮かぶ瞬間あるだろう壁に貼られた野鳥の写真


・霧かかる紫色の山分けて拓けた場所の名を知らぬ我


・本日で一万二百六、七、八本目のソフトクリーム食べて


・南北も分からぬままに眺めおり雲と溶け合う湖の街


・押したって取り囲まれることのないつっけんどんな降りますらんぷ


・外国人観光客の右腕のタトゥーの色の杉の山並み


・空腹におかされながら行く君は杉の皮まで食べようとする


・電柱にしがみつきたくなるような夏に今年はしたいと思う


・「焼き打ち」をする人、される人がいた道を下るよ背に鐘を受け


・山道の見上げるほどの灯籠に石を積む人 裏に見えたよ


・「つきすぎでないか」と我等病気なり。歌の貼られた黄色の駅舎


・動物は時に平たくなりながら下る僕らを数えてくれる


・人間が真ん中行ける道路から普通の道へ学校辺り


・石垣を見つつ歩めば前をゆくあなたの踵崩してしまう


・ひとまわり違うことなど噛み締めて坂道くだる坂本の町


・柔らかくものを見ている尊さよほほ笑み地蔵の石の頬っぺた


・路線図を見つつ時間を振り返り六ばかりだす双六のよう


・「賑わい」や「繁栄」などと口にする。三条京阪学生多し


・デジカメのなかの紫陽花ほの明るく違って同じ時間を生きる

(他未発表として2首。Sさん、Tさんありがとう)

2012/06/25 毎日詠 Comment(0)

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