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・目を瞑りさえすりゃ世界、それっきり。夜桜はそう、桜ではない
・ぼろぼろの駝鳥を思う。昼過ぎてあまりに咲いた牡丹の花に
・何処までがそうなのだろう。この辺が僕のだとしてあなたの夜は
・後日食べるチンゲン菜や菊菜にも雨は降るのにそれが見えない
・二十分遅れると書く人のその二十分間以上の怒涛
―いつよりか入相の鐘は鳴りつらむ心づきたる果ての一声 (大隈言道)
・鐘霞む鐘はどこにもないけれどぼくのなかにはお寺が建つよ
・シャボン玉屋根まで飛んで壊れても消えはしないよあなたの息は
(シャボン玉の歌はうたらばブログパーツ(こちらの記事の左手にみえます)テーマ【飛】で採用していただきました)
久しぶりの更新です。
先月、風邪をひいて以来、咳がとれずに困っている。
のど飴の舐めすぎで太ってしまった。
・本物の氷柱も知らず生きている目を逸らしまた逸らされていて
・味方ではない人は敵 同情であったとしても揶揄かとおもう
・のびてゆくあてどもなくて感ける日 鳩のジャックに豆三つぶやる
調子の悪い日だ。
伊予柑をむく気力はなかった。
・欄干にまるい鴎のならんでるポケットの手をうかがっている
・おにぎりがくずれるように逃げてゆく シャッターを切る意思芽生えれば
・川面には澱んだ予感 おちついて落ち着けよこの冬の構造物
・「そんな風に思われること嫌いだな」 心臓に棲む鏡の破片
・それがもし不潔な氷だとしても布にくるんで焼けどをひやす
・なんてそれさみしい言葉という歌の嘆きよりまだ貧しくている
・やがてくる月のはじめのいちばんに伝えることの出来ぬかなしさ
牛乳パックにヨーグルトをいれヨーグルトを作る。
「金が金を産む」という言葉を思った。
・置き去りの雛のきもちの駅前に無雪地帯の白いビル風
・見つけたと思う私も見つかってガラスのドアのたこ焼きの店
・ドアノブの頑丈そして不可思議にとまどいながら午後の入室
・分からないままに味わうこと多し いただき物のパンをほお張る
・ピアノ弾くうねる背中がたのしくて飲み干す水は水色の水
・春めいたひかりのような言葉たち 屈折率の豊かな窓に
・鉄人のコントローラーではなくてうまく撮れないスマフォのカメラ
・(ここから先、私はかなり酔いました。饒舌だったとおもうよ。たぶん)
・そば飯にたどりつくまで鉄板に焼け付くような語らいをせよ
・見送りのあとで寒さに気づきだす。いつものことでいつも死なない
・踏み出せば雪は降り出す。今年一冬が本気を出した瞬間
・ジョアでなくヤクルトミルミル積もる雪。声を出さない紺のスノーマン
・ゴマ粒のように独りで帰るときああそうかここはぼくだけのまち
地元で歌会。
二次会はおこのみ焼きで。
遠いところあつまってくださってありがとうございました。
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