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2024/04/19

2014 8/21

蓮ひとつ咲いて朝日は立ち枯れたメロンの蔓の実の肌を射す


シェパードやレトリバーの腹の毛を尖らす泥の重さを思う


凍らせたお茶がだんだん溶けてゆく 水色×白はお供えの色



再開しました。さっそく読んでくださった方ありがとうございました。

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2014/08/21 日々の歌 Comment(0)

2014 0205

押し開く扉がきゅんと鳴きました。雨の予報のはずれた朝に


働きに来る人たちを飲み込んで商業ビルはげっぷをしない


行き過ぎに気付けば届く君からのメールに返事しないのは意地


難色を示されているトイレットの百葉箱のような扉に

なんかこう全体的に平たいと考えながら買うアイスティー


なんかこうずれているなと考える。真逆の意味でとらわれて夏





はみ出した羽毛のように浮かんでる親の顔して物を言うとき


肉詰めに肉詰めすぎることなかれ 夏は終わりを知らないように


過ぎてゆく今を愛おしむ人の下世話で哲学的なテーブル


話せれば何の荷物もなくていいブルーのシャツをぺろんと出して


日が沈むとても沈むと目に見れば網膜深く日は沈みゆく


おっぱいの隠れてしまわないうちは譲歩する余地あっただろうか


大切なものを確かめ合いましょう今日が昨日にならないうちに





ホールから出れば眩しい街並みで剥かれたみかんの気持ちで歩く

2014/02/05 日々の歌 Comment(0)

2014 1/30

沸き狂う気配はあるが見当たらず 頭の中のコンロのヤカン

掃除機をいつまでかける気だババア ババアは内耳二丁目に住むか

寝返りをうつつかの間は鳴り止んだかもしれないと天井を見る

蝉がいると言う人もいて連帯感生じて楽になりそうもない



跳び箱にぶつかりそうなあの感じ 月の終わりはいつも失速


テーブルの上から記憶中枢へ証明写真のあなたを盗む

ひとりでもいいが待ってもいて欲しい氷雨のむこう春の手前に

2014/01/30 日々の歌 Comment(0)

2013 10/7

手応えを、きっと確かな手応えを欲しがって見る部屋の散らかり


売れすぎは面倒臭いしぼんやりとしても実りはないね蜘蛛の巣


酔いしれて皮膚感覚やまどろみや後ろ姿をおもいだす帰路


二千羽の鴎飛び立つ胸郭の浜のあなたを手放すものか

2013/10/07 日々の歌 Comment(2)

9月のいくつか  2013 10/1

・反対の沖を臨んだがらがらの席の夜にもあこがれはある


・記憶のない人と歩いてゆくときの胸の張り方すこし激しい


・水を飲むコップ以外に違和感はなくて馴染んでなお溶けてゆく


・帰れないようにもするし帰らないといけないようにするし仕事は



・台風のなかを出かけてみようかと思っただけの夜にしてしまう



2013/10/02 日々の歌 Comment(0)

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