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2024/04/26

夜はぷちぷちケータイ短歌 (5月22日、29日放送分)

たち悪いスポンジみたいな俺が来て和気あいあいを吸ってしまった
(題「パーティー」 穂村弘さん選 放送外)


目瞑れば私のいないパーティーが始まっている症候群です
(題「パーティー」 だいたひかるさん選 放送内)



居酒屋の潤いのない枝豆を半笑いして食うだけの役
(題「緑」 だいたひかるさん選 放送外)


頭部にはあわい陥没痕があり娘の手紙持っていました
(題「凹む」 東直子さん選 放送外)

***

一気に4首掲載とにぎやかなようですが、実のところは二週分をまとめるという、イカサマというか荒技というか……しかも全てマイナスオーラ全開w

一首目はこういう感覚を味わったり、味わうのではと恐れたりよくします。

二首目は実のところパーティーとは無縁すぎてこういう感覚を味わったりはしないです。せっかく高音で「わかるー!」って共感していただいた青井さんには申し訳ないことでした(笑)
どうも疎外感の表出として先の歌とつながっているらしい。うん、病んでる。。。

三首目。これも浮いてる歌wこちらは実体験に基づくものです。


四首目はこれから起きる歌です。あなたに... ド━━m9(゚Д゚)━━ン!!! ...(でないこと願う←だったら書くなw )

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2011/05/30 報告 Trackback() Comment(2)

NHK短歌5月号 うたらばブログパーツ

・驚きの色さえあれば君からの水や君への火を描けるのに

(テーマ〈色彩〉 加藤治郎さん選 佳作)


・全身の鱗だ剥がれ落ちたのはあなたのポートレートに見える

(題「別れ」 東直子さん選 佳作)


・人間の声を桜に与えたら「ああ。」と漏らして君へ散る朝

(題「桜」 米川千壽子さん選 特選三席)


NHK短歌5月号にて以上3首を、また夜ぷち紹介コーナーにて

隣り合うあなたへ僕の輪郭を預けますから利息をつけて
(石川美南さん選)

を取り上げていただきました。


これで昨年度の選者の方々の選は最後となります。
むむむ、今野さん…orz残念ながらついに四枚の壁は一度も破れませんでした><
広くとられることは確実に価値あることですが、そればかりではないと自分を慰めておきましょうか。

しかし上記の歌、自分でもおかしいぐらい無駄に濃い(笑)
今のテンションからすると、恥ずかしげもなくよく投稿できたな、と信じられないぐらいです。


また、うたらばブログパーツ(記事の左にあります)に

・進行を抑えることは不可能とわけの分からぬ触診をする

というわけの分からないW歌を採用していただきました。ありがとうございます。
どの歌からも明確でなくていいので何かもやもやしたものが伝わればいいなと思います。

2011/04/25 報告 Trackback() Comment(1)

夜はぷちぷちケータイ短歌 (4月3日放送分)

あんまりな君を春野へ突き飛ばす。輪舞止めない記憶の君を
(「輪」 東直子さん選 放送外)

**********


【長歌】
どんなにも溢れてきても最後には冷たい君で思い出が終わってしまいそうなのが辛くて何度も透明の指で経緯をはじめから辿り直しているうちに自分を責めるのに飽きて無性に憎くなりました
苦しくなって脳裏から出て行けよって押しだすとよろめく様が見えたので痛い思いのないように春の野原を広げたけれど

2011/04/05 報告 Trackback() Comment(0)

いろいろ採用報告

・鞄抱きかかえて眠る親しみはA4よりも少し小さい

(NHK短歌4月号掲載 題「鞄」 東直子さん選 佳作)


・制服を脱いでもシャツだ。また脱いで俺になってもこの四畳半

(夜はぷちぷちケータイ短歌 題「制服」 田口綾子さん選 放送外)


・人間の声を桜に与えたら「ああ。」と漏らして君へ散る朝

(NHK短歌  題「桜」 米川千壽子さん選 特選三席)

                  

******

1首目
鞄はちょうど小さい子の持つテディベアのような働きをしているのではないかと思うときがあります。
たとえ中に何にも書類や貴重品が入ってなくても、つれて歩いていることで安心感をえられるような。
その相棒にもしも心があるならA4よりも少し小さい、つまりB5ぐらいかも知れませんが、大人の胸の幅にすっかり収まってしまうサイズがふさわしいのではないでしょうか。
というわけの分からない歌でした。ついてこーい!

2首目
これも分かりにくいですね。反省。 
この制服は詰襟ですが、特に首の辺りを硬さでもって締上げてくる存在なわけです。
ところがその下のカッターシャツもなかなかどうして窮屈なやつなのです。「この束縛から逃れたい、息がしたいんだ!」と、思ってボタンをはずしたところで、部屋からは逃げられないという事に気付きます。学校でも家でも苦しいという吐露に「脱ぎ」の色気を加えてみました。←加えるなW

3首目
米川さんに採っていただけるようになりだしたら終了です。
クレープが良い感じで焼けだしたら生地が無くなるみたいなorz

ゲストの関川夏央さんに「ああ。」の「。」がいいと言っていただいたのはうれしかったです。ここの表記は最後まで迷ったところです。
「ああ……」にするか「」要らないかとか。とにかく一呼吸おきたいというのはありました。
「ああ」の詠み方がそのままこの歌の解釈だと思うのですが、みなさんの声にならない声を聞いてみたいです。官能からオカルトまで揃いそう(笑)
さらに関川さん、「「君」とは誰なのか気になる」ということもおっしゃってましたが、答えはお持ちのようでしたW


普通にのんきな記事を書いてしまいましたが、こんな状況で年度終了となってしまいました。残念です。しかしながらN短の選者のみなさま、二年間お疲れ様でした。楽しい時間をくださって本当にありがとうございました。
これからも「普通」になるべくやってゆきます。普通がひろがれば良いと思うので。
人として普通に行うべきことを普通にこなす。募金、節電、買い占めないなど、普通にして平気で生きてゆく。そうしたいと思います

2011/03/29 報告 Trackback() Comment(3)

『うたらば』~細雪

語らない唇のため降る雪を刹那消し去るコンビニの灯は


*********************************


田中ましろさんが発行されているうたらばにて拙歌を採用していただきました。ありがとうございます。

素敵な写真と詩が添えられ、歌の世界を広げてくださっています。ぜひご覧ください。

また、先だっては左側にご覧いただけるかと思いますが、うたらばのブログパーツにおきまして

武蔵丸!武蔵丸!って呼びながら歪なピンク叩き続けた

というふざけた?はじけた?一首も拾っていただきました。
個人の情熱によりこうして楽しい発表の場が提供され、また短歌を知らなかった人たちにも魅力が伝わっていくこと。ましろさんのご尽力にあらためて感謝です。

2011/03/07 報告 Trackback() Comment(0)

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