ぼちぼちと詠んだ短歌の手控え。短歌以外もたまにあるかも。。。

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2024/04/25

2012 9/1

・伝票をかしゃかしゃ打っているうちに優しくしたい気持ちが乾く


・[死にたい]と白いボールに書かかれてて投げた瞬間[殺す]に変わる


・反物に代えた瞬間、運命を確信しだすわらしべ長者


・オーラスは恋人選びをするような番組でした。終わっています。


・交換も寄与も出来ずに青蜜柑自分で剥いて自分で食べる

2012/09/02 毎日詠 Comment(0)

2012 8/31

・満月を取り込むようにイニシャルのメールフォルダー窓辺にひらく


・いきるとはもえることかな 月という檸檬をとかす土砂降りの雨


・神様がバケツをひっくり返すとき雑巾だったと気付くのだ 雨


・前向きを貰う 答えに困ってもそんな素振りを見せない人に


・部屋がまたごちゃごちゃだけど生きていく用意はいいか？容易でいいや


・生意気にばかり過ごして終わる夏コーヒーウォッカも作れぬままに

2012/09/01 毎日詠 Comment(0)

2012 8/30

・持ち歩くほうがいいのか相応しい置き場所あるのかガラスのうさぎ


・ふと消えてしまわないかという不安。ポテトサラダにポテトしかない


・自分さえしっかりすればいいのだとまたこの安い考えである


・虜、虜、トリコロールだ。不安の青、むなしさの白、リビドーの赤

2012/08/30 毎日詠 Comment(0)

2012 8/29

・やすやすと型に嵌まってしまうのをまざまざと見せつけられる網


・喜んでいるのか。全く寛容な自分であると自惚れながら


・暗くして目だけ光らせじめじめと菌糸を首に張り巡らせる

2012/08/30 毎日詠 Comment(0)

2012 8/28

・植えかえぬままに稔りを引きちぎる「こどもピーマン・ぴー太郎」から


・聞けないこと／聞かれないこと カナブンがバケツの底で碧く果てている


・何らかの言葉が生まれないかなと分娩室の外側にいる

2012/08/30 毎日詠 Comment(0)