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2016 1/4 産んでくれたこと・産まれきてくれたこと

とりあえず風呂には入るドライヤのわんわん響くドアを挟んで


カレンダのタクシー会社の番号へ電話をするも「あいにく今日は」


とりあえず探してくると夜の道。今年の冬は暖かい冬


タオルだけ落とさないよう気をつけて炊飯ジャーは保温のままで


下の道、上の道かと尋ねられ中途半端な道を結局


「坊ちゃん」は見られなかったと話しつつ妙に気になる車間距離など


引力のままにへらへら通過する夜間出入口のせまさを


自販機の前に机と椅子がある。病院の暗さ、温さ、静けさ


傾けても動かない水さみしげなラナンキュラスの造花の花瓶


K6という部屋になる。なんかしらないけれど母親が来た


帰って帰って荷物を取ってK6へ。(その間のことを覚えていない)


母親は先に帰って真夜中に痛みの波は濃く強くなる


間隔をメモする数字が汚いと責めるゆとりも失っていく


摩る手を疲れに置けば「離れないで」と関東弁で訴えてくる


点滴がうまく落ちない丑三つに暑いとか言う寒いとか言う


診察やトイレの時は手を止めて廊下の壁に抱かれて眠る


助産師さんより上手くなったと褒められて摩りかたにぐと力をこめる


朝食を横取りもしくは斜め取りしながら食べる(蜜柑が美味い)


「先生が来るのは9時」と信仰を呟く部屋の窓は明るむ


追い出され座っているとドアが開く。ベッドがぱぱっと引っ張り出される


和やかさ失わないよう看護士がしていることに広がる不安


大きめの白衣を用意されて着る。(靴そのままだけどいいのかなこれ)


出てきたの?こっち側だめですそうですか 点滴される妻の手をとる


ちょっとずつ進んでいると言うことを蜘蛛の糸より信じていたい


体勢を変えてみようと椎茸のお化けみたいなクッションをひく


吸引をすることになる。助産師のいつの間にやら全員集合


踏み台に未知やすえみたいな人が乗り息むお腹へ体重かける


次でるよーと言われて出ない(金属の器具へ変更している模様)


産まれたよおめでとうと言われるも泣かない子供。赤紫の


ちょっとだけ泣いてああって喜んで見えない部屋へ連れて行かれる


縫われつつお礼を言ってる妻が居る。俺は居るような気がしない


頭悪い魚が空を見るように見えないほうを窺っている


小児科を呼んでと言われ小太りの新人さんがもたついている


小児科の先生の服は紺色でこれでだめならだめな気がする


8割の嬉しさそして7割の不安で見てるカンガルーケア


妻の母、自分の母とともに見る。だんだんしっかり俺がしてくる


天パかな耳いいのかな 浮ついて見ている子供の片目が開く


見えないと聞いているけどこの目には影としてこの俺はあるのか


k6に戻ってパンやおにぎりをあほみたいに食う妻と二人で


でんとしたおっぱいもごもご吸っている。太鼓があれば打ちたい気持ち



上るとき小さな自分に気がついて駅階段に冬空を見る


倒れこみしばらく眠る。大丈夫、大丈夫だと何かに言って
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2016/01/08 日々の歌 Comment(2)

2016 1/2

新年の夕闇に手を振る人を妻だと思い妻だと分かる


お屋敷の続く通りに押し黙る交わす言葉の響いたために


薔薇のように生きるか或は死ぬ雲の新春という冬の夕暮れ


干し柿は売ってなかった生協を背にしてけして振り返らない


白みそを借りにきたのに結局はご飯を出してもらえる実家


兄も来て父も帰って来て姉と母と私と妻の居る家


見送られ坂の下までおりてくる。帰路の一本道が嬉しい

2016/01/08 日々の歌 Comment(0)

2015 12月のはじめ

ダンボール箱をつぶしせば明るんでゆく部屋に出番を待っているもの


わりと雑 袋に入ったままでいて床に上下を失っている


百均のカードのような電子音アルミサッシの窓の隙から


その意味と違う重みで「極月」の文字を見つめる師走の机

2015/12/15 日々の歌 Comment(0)

食器を買いに行ってお世話になったこと

口蓋に茶飴の角はやや痛く舌で転がし想う信楽


柿の木に柿はたわわで古いバス新しいバス次々停まる


動物注意の標識越えて街にでる。黒い話はとても楽しい


静けさのうえに座って人と猫、野球カステラ分け合っている


「これだけ風通しいいから大丈夫ですよ」と言ってアレルギー出ない


ぶんぶぶーんぶんぶんぶーんかっこいい平種なし柿みたいな車で


駅前の電話を守る大狸 ハロウィンはもうここまで来ている


四枚のピザと一つのリゾットを五人で分ける紅葉見ながら


杭に犬くくられていてその杭を中心にしてくるくる回る


次々と子供が撫でにやってきてリードは張ったり緩んだりする


ベビーカー、犬もたくさん行き交って芝生の広場湿りを帯びる


高そうなお皿は高い。高そうで要らなさそうなお皿も多い


手にとって厚みや固さや色あいが地味で嬉しい小鉢購う

2015/10/20 日々の歌 Comment(0)

ライオンキング

劇場の座席に着けばスボンやらシャツのフィット感が気になる


四ツ脚のキリンの意思は関節に生まれてこつこつ地上を歩む


ハゲタカの影のつま先伸びてゆく そこだけ夜で顔見えません


草原は確かなチームワークにて風の速さを教えてくれる


光線は鳥を炎にしてみたり空や月にして忙しい


チーターはお辞儀をすればチーターの中もお辞儀をしていて笑顔


アフリカを連れてきたのは猿だったと後に判明する人の声


肋骨の波打際に汗光る危うく歌を響かせながら


座席にはわっかが付いて傘立てになってるらしい 今日は晴れです


もし独裁国家で上演したならば 高く聳えるプライドロック


拍手へは小動物の機敏さをもってすたんと引き上げる幕


その気持ち少し分かった。両の手を振ってる人の背後に立って


スロープの向こうはトイレ。トイレから出てくる妻を歩きつつ待つ


5時には~、と説明される人たちの半円形を掠めて出口


エスカレーター降り折り降りて平熱に近づけながらお腹が空いて

2015/10/04 日々の歌 Comment(0)

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